受給できる可能性を探る

うつ

受給権に時効はないので諦めずに確認しよう

うつ病の治療が長期に及んでいる人の中には、条件を満たしているにも関わらず、障害年金の存在を知らなかったという人も多くいます。うつ病になり、これからのことを考えると不安という人がほとんどです。障害年金の存在を何らかで知り、もっと早く知りたかったということもよくあります。そのため、本来、申請を行えば障害認定日とされる日から1年以上経過している場合、裁定請求のうち、遡及請求という方法をとることが可能です。障害年金の時効は、5年です。障害が認定されれば、最大で5年分、過去にさかのぼって支給される仕組みになっています。この遡及請求の申請には、障害認定日から3か月以内で作成された診断書と請求時の3か月以内に作成された診断書が必要です。つまり、障害認定日時点でのカルテがあるかどうかは一つポイントです。病院によりカルテの保管は、義務となっている期間を過ぎれば、まちまちです。今も同じ病院に通っていて、主治医も変わっていないあるいは引継ぎがちゃんとできているのであればそう気にすることはありません。しかし、異なる場合は、初診の病院がなくなっていることもあるので、なるべく早い段階で申請することが大事です。障害年金の受給権そのものには、時効はありません。そのため、初診日から何十年経過していても、現在もうつ病による障害の状態にあるのであれば、申請に必要な書類を揃えることで、請求は可能です。特に、うつ病などの精神障害では、20年以上も闘病しているケースも少なくありませんので、こういった事例は最近増えています。
障害年金の対象となるうつ病は、その症状によりどれぐらいの障害の状態に該当するかは、行政のルールである障害認定基準によって判断されます。障害基礎年金は1級と2級のみですが、障害厚生年金は1級から3級までと障害手当金があります。障害年金は、国民年金、厚生年金、どちらに加入していても、1級は、他人の介助を借りなければならないほどに、自分の用事すらも済ませることができない状態の人です。たとえば、身の回りのことであればかろうじてできるものの、それ以上はできないあるいは、行わないように医師から指示が出ている場合が該当します。うつが重度で入院中であれば、ベッド周辺での活動に限られており、家庭生活においては、活動範囲が就床部屋になっている場合です。そして2級は、常に家族やヘルパーなど他人介助の必要はないものの、自立した日常生活が極めて困難で、働いて収入を得ることができない状態です。たとえば、家庭内で、カップ麺などの軽食づくりや下着などの洗濯はできても、それ以上は行えない、あるいは行ってはいけない人が該当します。医療機関に入院中であれば、病棟内、家庭内で療養中なら家屋内に活動範囲が限られます。さらに、3級は傷病が治っておらず、フルタイムの勤務が難しい、やれる作業が限られている状態です。加えて、3級よりも症状が軽く症状が固定していると判断された場合には、障害手当金となります。また、もし、障害認定日よりも現在のほうが障害の程度が重い場合には、事後重症請求を検討することも可能です。請求は、65歳の誕生日を迎える前日まで可能です。

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